ドクター・スタッフブログ
諸富医師ブログ
はじめまして
はじめまして。諸富です。
これまで、とくにブログを書く機会はなかったので、キーボードを打つ手が戸惑いを感じていますが、なにか発信できればなぁと思います。
恵聖会クリニックでは、骨から顔面の輪郭を変える手術、いわゆる骨切り術を軸として美容診療に取り組んでいます。
輪郭の手術は、劇的な変化を得ることができる反面、ときに重大な合併症をともなう危険性があります。この合併症をできるだけゼロにするために、適切な手術方法の選択、そして入念な準備、手術中の安全性の担保、など、あらゆる手段を講じて対策しています。そのために、学会はできるだけ積極的に参加しています。
僕は、学会というものが心から大好きです。
学会=堅苦しいももの、と感じておられる方も多いと思います。
確かにそういう面もありますが、自分の研究内容や臨床成果を発表して様々な意見を頂いたり、また他の優秀な先生たちの成果を聞き入ったり、と得るものが多大です。
また、会場の廊下で、何気ない意見交換や質問のやり取りで、日頃自分が困っていることが解決したりします。
常に、他の最前線に立っておられる先生たちから少しでも置いてけぼりにならないよう、実は自分自身、必死なのです。
さて、先日、僕のお気に入りの学会のひとつである、日本シミュレーション外科学会(第33回学術集会)に参加してきました。
「シミュレーション外科」、難しい名称ですが、仮想現実や人工知能、手術のアシスト技術など、臨床に役立つ先端技術の意見交換を行う学会です。
今回僕は、下顎骨の骨切りをするときに安全性を高めるにはどのような骨切りを行うべきか、という内容で発表しました。
かなりマニアックな内容でしたが、会場で聞いてくださった先生方からの投票により、幸いなことに最優秀演題賞を頂きました。
長年この学会に参加してきましたが、今回のことは大変栄誉なことで、うれしくてたまりません。
所属が大学ですので医局への感謝、そして以前より研究を支えてくれたた学生時代からの先輩に感謝、また、骨切りの臨床を実際に行い今回の研究のヒントをくれた恵聖会クリニックにも感謝、です。
臨床に役立つ研究成果は、すぐに患者さんに還元するべきですし、高い安全性とより良い手術手技に結びつくものと信じております。
はじめてのわりに、随分と長くなってしまいました。
また、何か発信できれば幸いです。
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