ドクター・スタッフブログ
田川医師ブログ
金ドブ整形、みなさんやってませんか!?【前編】
こんにちは。
ダイエットをはじめて5kg痩せた田川です。
突然ですが、みなさん!金ドブ整形やっていませんか!?
最近、金ドブ整形と言われているものがあります。
金ドブ整形とは何か?それは、やっても全く効果ないと言われている治療、もしくは費用対効果が全然見合っていない治療が金ドブ整形と言われているようです。
いくつか僕なりの見解を書いてみようと思います。
【糸リフト】
結構多く言われているのが糸リフトです。
調べてみると、
「効果がなかった」「上がったのが一瞬だった」「高すぎる」
という声がありました。そのほとんどが正しく糸リフトの効果を説明されていないのか、説明通りに受け取っていないのか、正しく理解が出来ていない、もしくはさせないようなカウンセリング、治療のされ方をしているのがほとんどじゃないかなという意見が散見されました。
糸リフトの効果は一生ものではないです。
凄く上がるリフトアップ効果の高いものも極々一部の糸リフトでありますが、金ドブと言われているものに関しては、ちょっとスッキリするというものの類が多いように見受けられました。
基本的に糸リフト全般ですが、3年、4年、5年持つようなものではないです。そう考えて糸リフトをしてしまうと、まさに金ドブになってしまいますね。
では、どう考えればいいかと言うと、糸リフトというのは毎年やってちょっと上げて、下がってきて、またちょっと上げてを繰り返す。現状維持もしくは少しずつ良くするような施術になります。
実際、当院で糸リフトを受けているドクターやスタッフも、ずっと上がったままと思ってやっていません。
小西先生のブログを読んでみれば分かりますよ。糸リフトは年に1回の恒例行事だそうです。
もちろんリフトアップの外科手術に比べるとリフトアップの効果は低いです。
しかし、ダウンタイム少なく、合併症も少ない所がメリット。
手軽に受けられるリフトアップレーザーの、ハイフやサーマクールを受けたけど、あまり効果ないなと思った方は、一度試してみる価値ありです。それで上がったと感じるのであれば、何年も持つという考えではなくて、毎年1回時期的な恒例行事にしてもらう。これが糸リフトです。
それが出来るための条件としては、やっぱり高すぎる糸リフトに関しては続けられないので、リーズナブルな価格の糸リフトをするのが一番いいかなと思います。
これが糸リフトに関しての僕の考えです。
【バッカルファット除去】
バッカルファット除去も、一部で金ドブと言われているようで、効果が全然なかったという声が多いみたいですね。
ただ、バッカルファット除去をした人の中で、頬がコケたという人もいます。
これは両方とも正しくて、目に見えた効果が分かりにくい時もあれば、コケたような状態になることもある手術なのです。それが、事前には分かりにくい、ほぼほぼ分からないというのが、バッカルファット除去手術で、ちょっと特殊です。
手術前に効果が分かりにくい、金ドブになり得る理由としては、この1点かなと。
何故かと言うと、バッカルファットの脂肪というのは、若い人は頬骨の下にあります。これが徐々に落ちてきて、ブルドッグ顔の原因になると言われています。
その方が今、どの辺りにバッカルファットがあるかというのは、ピンポイントでは当てられません。手術中に口の中を切開し、そこから引っ張ってみて、ここ凹んでいるな、ここにテンションかかっているなとなってはじめて、どこにバッカルファットが降りてきているかが分かるのです。
なので、絶対にやらなければいけないとか、これをやれば凄くスッキリするというのは、ちょっと本当の所を隠していますね。それで効果が少ないと感じ、お金が勿体なかったな、という風になってしまう。
一方で、下に落ちたバッカルファットを取れるだけいっぱい取ってしまうとコケてしまうのも事実です。なので、基本的には落ちていると分かれば適量を取る、落ちていない様ならしっかり目に取ってあげれば問題にはなりません。
後は術前の説明です。
ブルドッグ顔の予防にはなります。しかし、絶対にスッキリするという手術ではありませんが、ちゃんと効果が出ることもある手術です。それを理解した上で受けてもらえれば、お金が無駄だったなとはならない施術かなと思います。これはやはりバッカルファットの施術を勧めるドクターなり、クリニックが、ちゃんと正しく説明しているかどうかが大きい手術の一つかなと思います。
前編はここまで。
次回のブログ「金ドブ整形、みなさんやってませんか!?【後編】」では
・目の上の脱脂
・オステオポール
・糸による鼻整形
について書いていきますので、お楽しみに。
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