ドクター・スタッフコラム

こんにちは。今回は、恵聖会クリニック京橋院看護主任の上田ナースが、切らない膣縮小療法、『ビビーブ』に関してお伝えいたします。

親指大のチップを膣内に挿入して高周波を照射します。円を描くように膣の入り口周辺をなぞる感じで、5周します。熱エネルギーを照射して皮下のコラーゲンに働きかけますが、膣表面は冷却しますので、じんわりと温かい感じがあるだけで、熱いとか、火傷しそうな感じはないし、痛みもないですよ。
施術は女性の看護師が行いますので安心ですし、ご希望の方は女性医師を指名して施術を受けていただくことも可能です。

施術の対象は18歳以上の方で、閉経前の方となります。産後の膣の緩み改善というのが治療の主目的にはなりますが、出産経験者でなくても施術は受けていただけます。出産経験か無い方でも、膣の締りが緩いように感じ、パートナーに気を使ってしまうなどという方にもお勧めですね。 また、閉経前の方とさせて頂いているのは、閉経後は受けていただけないというのではないんです。閉経後の方に施術を行った臨床データがないため、閉経後にビビーブを受けた方にどのような効果が期待できるのか、データ上わからないということで、施術対象は閉経前の方とさせて頂いています。
施術後の性交渉、タンポンの使用は1週間避けて頂いております。その他、シャワーは当日から可能ですが、入浴は1週間経過するまで控えて頂いております。

臨床試験では、産後の膣の緩みにより性的満足度の低下を訴えていた被験者が、ビビーブの治療後30日～6ヶ月で性的満足度に改善がみられた、との報告があり、30日目に膣の締り感に改善を感じた方が67％、6ヶ月目では87％となっています。照射後早い方ですと1週間くらいで効果を実感して頂いている方もいらっしゃいます。