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田川医師ブログ
鼻整形の症例紹介 最終章【骨切り編】
明けましておめでとうございます🎍
本年もよろしくお願い致します。
ワキ毛がなくなった田川です。
新人ナースさんのヒゲ脱毛練習ということで脱毛室に行ったら、ワキ脱毛の練習でした…
人生で初めて、ツルツルのワキを体験しています。
鼻整形の症例紹介ブログ
小鼻を小さくする 【小鼻縮小(鼻翼縮小)の症例を紹介】
鼻を高くする【鼻プロテーゼの症例を紹介】
鼻先を細くする 【鼻尖縮小の症例を紹介】
と書いてきました。
今回は最終章 鼻の骨切りです。ちょっと長くなりましたので、覚悟してお読みください。
鼻の骨切りは、当たり前ですが鼻が大きい人、鼻筋が太い人が、鼻を細くしたい、鼻筋を通したい時に適用になります。
あとは、そんなに鼻は大きく見えないけれど鼻筋が通ってない、でもプロテーゼを入れると鼻がちょっと大きく見えてしまいそうな方や、鼻の付け根を触ってみると結構外側から立ち上がっている方です。その場合、プロテーゼだけだと鼻が大きく見えてしまうので、立ち上がりを細くするだけで鼻筋が通ることもあります。やっぱり高さも欲しいということで、プラスでプロテーゼを入れることもありますね。
あとは、鷲鼻(わしばな)です。骨と軟骨のつながりが盛り上がっている鼻。
これを真っ直ぐに修正する手術の時に、骨を削ったり、軟骨を切ったりして鼻筋を平らにしますが、平らになって台形のような形になった鼻をシャープにする、三角形に戻す時に骨切り手術は使われます。
それぞれ適用はありますが、骨切りを受けられる方に共通しているのは、鼻は高いんだけど、何か鼻筋通ってないな、です。そう感じている時には骨切りを検討してもらえると良くなることが多いです。
どんな手術かと言うと、読んで字の如く、鼻の骨を切ります。
矢印の部分の骨を切り、三角形を押し縮めて幅を狭くします。鼻の穴部分に入口を作ってあげて、そのまま骨をノミで切っていくという感じです。
骨を切らずに治せますか?
と聞かれることもありますが、それは重度か軽度か、もしくはどこまでを望むかで、骨を切らずとも問題ないケースもあります。
例えば、鷲鼻の人が鼻筋を真っ直ぐにしたいという場合、軽度だと、その上にプロテーゼを加工して乗せてあげれば鼻筋が真っ直ぐになります。
なので、鷲鼻の人が全員、骨切りをしないといけないかと言うと、全然そうではないんですね。
あとは、鼻が太い人もプロテーゼを乗せれば鼻筋は出ます。ただ、元々の大きさが大きすぎると付け鼻みたいな感じになってしまうので、幅が広くても高すぎない、この見極めが大事です。高すぎなければプロテーゼで代用が可能です。
がしかし、ですよ。
やっぱり綺麗になるのは骨切りだなという方はいるので、程度と、あとはご自身がどこまでやりたいかで選んでいただけます。
だいぶ長くなってきましたね。いつになったら症例は出てくるんだ!?って思ってますよね。
でもここまで来たら、よく聞かれる傷口も説明しておきましょう。
傷口は鼻の穴の中に4箇所と、鼻の立ち上がり部分に2mmの傷口ができます。
え!?ここに?と言われることもありますが、傷はニキビを潰した後くらいで、術後も結構綺麗になります。なので術後に立ち上がり部分の傷口を気にされている方はあまりいらっしゃらないです。
1ヶ月後でこれくらい。
通常、傷口の赤みが取れるのは3ヶ月から半年くらいが目安ですが、1ヶ月でこれくらい目立たないので、傷に関してはあまり気にすることはないかなと思います。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、症例を見ていきましょう。
鼻の骨切りを受けられる方は、骨切り単独の人ももちろんいますが、鼻全体が大きい人が多いので複合手術になることが多いです。
1番多いのは、骨筋と鼻先を細くしたいというケースです。そのケースがこちら。
こちらの方は鼻骨骨切りと鼻尖縮小、あとは耳介軟骨移植で形を整えて、小鼻縮小もしています。
ここからポイントです!テストに出ます。
骨切りと、鼻先の鼻尖縮小を同時に行うメリットがあるんです。
鼻先を細くする手術は、どうしても鼻先しか細くならないんです。骨と鼻先の間に外側鼻軟骨という骨じゃないけれど少し広がっているような軟骨の部分があります。
これは鼻尖縮小では細くできないのです。何故かというと、鼻骨にくっついているからです。なので骨切りと鼻尖縮小を同時にすると綺麗に真っ直ぐ、綺麗に細くできるので、鼻筋が太い、鼻先も細くしたい、もちろん間も細くしたいという人はとてもいい適応だと思います。
次の方を見てみましょう。
鼻骨骨切り+鷲鼻修正との組み合わせです。鷲鼻改善と鼻先も細くしたいとご希望でしたので、鼻尖縮小も同時にしています。
なかなか大きい鷲鼻なのでプロテーゼで真っ直ぐしようとするとアバターみたいになってしまいます。こういう方は、真っ直ぐ綺麗にしたいのであれば鷲鼻修正をするしかないですね。
鷲鼻修正も軽度の場合は台形になっても目立たないのですが、やはりここまでの鷲鼻だと台形になった部分が目立ってしまうので、骨切りをして細くしてあげると綺麗です。
鷲鼻の方は、鼻筋が細いことはあまりないので、同時に行うことで鼻筋も通って真っ直ぐなり、横顔も正面も綺麗になります。
骨切りは、この2つが王道のパターンです。
やはり骨切りというと、ちょっと大袈裟に大きい手術のように聞こえますよね。実際に小さな手軽な手術ではないですが、骨切りの手術自体は1時間くらいなので、そこまですさまじく大きい手術という訳ではないです。
鼻の手術は多彩で、どこまでを求められるかで大きく変わってくるので、「よく分からないけど自分の鼻が嫌い」という方は、ぜひカウンセリングに来てください。最適な提案が出来ると思います。
長文お付き合いいただきありがとうございました。
【田川ドクター鼻骨骨切りの症例 解説動画】
動画でも鼻骨骨切りの症例についてご覧いただけます♪
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